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2012年11月19日  カテゴリ[ブログ ]

古時計30年ぶりの再稼動。

再稼動というと何かものものしいですが、
昨日から我が家の面々にエネルギーを供給してくれています。
ゼンマイをまいて振り子がゆれてカチカチ音がして、
時間ちゃんとあってるかな? とか 止まってないかな?
結構気が気ではありません。

時計が時を教えてくれるのは当たり前でしょうが、
この柱時計の針をみて、手元の携帯電話の時計で確認して、
そして時刻が合ってると柱時計をほめてやりたくなるのです。

もう倉庫の中に放り込んで30年は経つと思います。
あの頃は正しく時間を刻みスマートなデザインの電池時計のほうがよくて
せんまい仕掛けの時代おくれなものがあるとカッコ悪かったのかもしれません。

昨日朝、電池時計の調子が悪くて、そういえばと思い出し倉庫の奥から引っ張り出して、
ほこりをはらい、歯車に潤滑スプレーをかけてゼンマイまいてみたところでした。

じーっとながめていると生きているようです。
振り子は左右にふれてますが、結構アバウトな動きで
勝手気ままにも見えます。
気のせいでしょうが、1秒が短かったり長かったり感じます。
1分、2分、3分、5分と経つうちに
プラス・マイナスしながら合ってくるのでしょうか。
期待に反して意外に正確です。

古時計だからといって老体にムチ打ってガンパッテるふうにはみえません。
むしろ自分が時間の供給者であるかのように悠然と構えているようにみえます。
うらやましいです。
でも、そういいながらもゼンマイがきれたら止まってしまうのでありますから、
彼にも私どもの助けが必要です。
また我が家の時間の王様になれるようねじを巻いてあげるのであります。
そうしたら平然とまた自分勝手な時間を供給しはじめるのです。

昨日からまたひとつ楽しみが増えたのでした。