熊本益城町 奉仕活動
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先日、熊本の益城町に行きました。
被害の多かった役場近辺の建物の半分は解体され空地になっていました。
日向ライオンズクラブで5月に視察し、7月に予算を組み、8月から関係機関とメールと電話でのやり取り。
熊本社会福祉協議会から益城町役場の復興課に繋いでもらい、ある仮設住宅で奉仕活動をすることになった。
奉仕活動と言っても、「子供落語」で被災された皆さんに元気になって頂こうと慰問を企画したのです。
毎年日向で行われる「全国子供落語」の実行委員長はライオンズの現会長で、彼の提案にクラブの全員が賛同した。
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益城町には17ヶ所の仮設住宅団地があり、35世帯から77世帯がある。
出来るだけ沢山の人に来てもらい旨伝えていた結果、馬水地区75世帯の仮設団地の紹介を受けた。
後は自治会と直接打ち合わせをすることになり、早々に会長さんと連絡をとる。
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同じ九州人でも国が違うと言葉が通じないこともある。
まずは、僕達が何者で、そこで何をするのかが、うまく伝わっていなかった。
しかも方言の違う早口な熊本弁は、2回までは聞き直すことが出来ても、3回目は失礼にあたる。
子供落語と言いかけた時に「ここにも、子供達は、沢山います。」と返って来た。
どうも、落語講習会と勘違いしているようで、お会いして打ち合わせをする事になったのでございます。
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約束した時間に遅れ、第一印象を悪くしたのは、
登録した食ログNO1の「そば処」へ、ナビが遠回りの道を選択したあげくに、店が定休日だったことと、
NO2の店が訪問先の益城と反対の方向だったこと、更に店は満員で、そばが出るまで時間が掛かり、
完食後、満たされない腹に、会長が追加で麦とろを頼んだのがいけなかった。
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待ち合わせの広安小学校の正門前で自治会の会長さんに丁重にお詫びをし、仮設住宅へ案内してもらう。
小学校からはすぐ近くで、幹線沿いにプレハブ住宅が南向きに等間隔に並び、駐車場も舗装され綺麗である。
落語をする所は、集会場の中では最も広く、面積60㎡約18坪の建物だった。
体育館や公民館でも、日向文化センターで腕を磨く子供達は十分対応できるが、かえって此れくらいの広さの方が、
子供たちの声や表情がはっきりと見て取れるし、寄席の雰囲気が出るのではないだろうか。
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会長さんが震災を語り始めた。
とんでもない揺れ方で、阿蘇山が爆発したと思い、溶岩が流れてくるのではと、慌てたそうです。
震度7と言われておりますが、気象庁の震度数値は7までしかなく、
1回目が7なら、2回目の本震の揺れはそれ以上だったそうです。
つらかったのは、来る人達からパチパチ写真を撮られたことだったと言っておりました。
報道陣はやむ負えませんが、被災された方々の心中察すれば、心配り、マナーも大切でございます。
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今月の29日(土曜日)に大型バスで、クラブ会員、子供落語の関係者様と行ってきます。
無論、益城町の人達に元気を届けに行くのでありますが、押しつぶされた建物の悲惨な現状を
目の当たりにした時、奉仕活動の必要性を改めて各々が感じるのだと思います。
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コメント欄
土田孝勇 (2016年10月18日 11:01)
そおだよね 百聞は一見にしかずというけれど現状を伝えたい気持ちはわかりますけど無遠慮に撮影したり連射等はいけません。
しかし現場の子供たちに、笑いを届けて笑ってくれれば、大人も元気が出てきますよ。ライオンが吠えてます「あっぱれ」と( ^ω^)・・・
西村 (2016年10月18日 17:34)
土田先生、ありがとうございます。
僕達が行く仮設住宅団地には、200人ぐらいが住んでいるようです。
笑って元気になって頂ければ幸いです。
西村
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