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なぜ彼女が日向を気に入り移住したのか深くは知らない。

某先生の武道の記録係りとして、お手伝いをしているとは聞いた。

名刺に紹介される彼女の名「 鈴木 ひょっとこ 」？…変わった名である。

日向を選んだ理由の一つに日向のひょっとこがあるのは間違いなさそうだ。

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彼女は、武蔵野美術大学を卒業しており、自称画家である。

携帯に保存した作品を見せてもらったが、日本画風で個性的だ。

何をして生活しているかは不明だが、とにかく日向が好きで、日向で暮らしている。

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時折、僕の携帯に「明日イベントがあります、来ませんか？」と催し物の前日にメッセージが入る。

そして、「参加不可能」の返信に対して「いつも、突然ですいません」と返事が２週間後に来る。

この前も、美々津の歴史民俗資料館あたりで、「ちょうちん」に絵を描くイベントの案内があった。

それも前日の案内で、予定が入っており、面白そうだったが行くに行けなかった。

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仕事で知り合った彼はひょっとこちゃんと同じ苗字である。

彼は十五夜祭りの実行委員をしているらしく「ちょうちん」について語り始めた。

二人しかいない部屋の、１ｍ先の彼の声の大きなことったら、ありゃしない。

彼の提案する「ちょうちん」を実行委員会が承認するまでの苦労のやり取や、問屋さんとの価格交渉。

いよいよ当日の夜、灯った「ちょうちん」の感動に至っては、自分の感情をコントロール出来なくなっていた。

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そんな彼に友人知人から「鈴木ひょっとこちゃん」て君か？君じゃないのなら誰なんだ？と話題になったらしい。

僕も暫く会ってないが、色んなイベントにチラチラ顔を出しているとも聞く。

狭い日向、そのうち出会うでしょう。感性豊かなこのお二方が組めば、もの凄ーい企画を発案しそう。

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偶然とは、以心伝心とは、このことだろうか、今、ひょっとこちゃんからメールが来た。

内容は、この３０日のイベントの案内で、前回と同じ「ちょうちんペイント」。

そうだ、鈴木さんにも連絡しておこう。

ちょうちんが取り持つ二人の縁･･･こりゃー何か、起こりますな。

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日　時　　１１月３０日（日）１０：００～１２：００

場　所　　細島みなと資料館（細島小学校の先、左側）細島８０３－１

参加費　　２５００円（※親子で１つの「ちょうちん」に絵を描く場合はプラス７００円）

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皆様、是非足を運んでくださいませ。

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