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2017年06月21日  カテゴリ[上杉忠弘さん ]

上杉忠弘さん





日向市文化連盟は41団体・会員数631名を有する大きな組織である。



各団体は郷土芸術文化向上発展の為日々務めていなさる。



僕は事務局の次長だが、この4月事務局長が退く事になり、僕がそのポストに浮上した。



しかし仕事は勿論のこと、その他も時間が足りないぐらい忙しく、絶対無理無理。



それに、前任者は市役所の元部長で、行政のNO2として采配を振るった人物。



脳に詰まった数えきれない程の箱から知識があふれこぼれ



作成する書類に寸分の狂いはなく、すべてに於いて完璧なお方だった。



そんな大役、わたしに、務まるはずもなく、逃げ惑う毎日でございました。







「考えさせて頂きます。」と、相手を気遣ったその一言が誤解をよんだ。



僕の知らない所で、もう一人の僕が一人歩きを始め、総会資料の役員名簿に僕の名を見つけた。



ホントに君で大丈夫?そんな空気の漂う中、重い鉄の扉が開かれたのであります。「ギィー」



だが、ラオンズクラブの初幹事した時ほど怖くはなく、マダガスカルの旅より不安はなかった。



文化とはよく耳にするが、非常に分かり辛く、伝わりにくい世界のように思える。



その一つ一つをひも解いて、皆様にお伝えするこのが、僕の仕事なのかも知れない。



自分なりに、やってみたいと思います。ここでも紹介しますので、お楽しみに。







そんなある日、文化交流センターの太田君から日之影のわら細工と竹細工について尋ねられた。



聞けば、彼の同級生である延岡出身のイラストレーター上杉忠弘さんが興味を持っていると。



上杉さんはアニメのアカデミー賞と言われるアニー賞を受賞した人である。



ちなみに日本人で受賞したのは手塚治虫、宮崎駿、他4名しかいない。



記憶に新しいディズニー映画「ベイマックス」のコンセプトアートも手掛けている。



ホール監督は「日本の文化を描くために、正しい知識とアーティスティックな感覚を持った日本人



協力が必要だった。そこで世界的に有名なタダヒロ・ウエスギに助けてもらったのです」と絶賛。





日之影の友人に電話をしたら、すぐさま役場の地域振興課から連絡が入った。



「かくかくしかじか」とお伝えし、「竹・わら細工」のアポを取ってもらうことに。



かくして「竹・わら細工」は皆目素人の僕だったが、世界的アーティストと同行する事になった。









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