同窓会
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お盆に高校の同窓会がありました。
市外県外が半分、集まった10名。
男子校のなので当然女性の香りはなく、華やかさに欠け、
男男しく互いを呼び捨てに、昔へタイムスリップしていった。
すでに退職をし、第2の人生を歩み始めた者もいる。
関連会社に出向したり、まったく畑違いの仕事に飛び込んだり。
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Sはクラスを主席で卒業し大学を出て就職先も名高い企業におさまった。
しかし、早期退社し、今の職場は3ヵ所目だ。
カラオケがフォーク主流の中、城みちるの「イルカに乗った少年」を熱唱している。
主から「うちの店でこれを歌ったのは貴方が初めてです」と言われた。
そんな歌手がいたね、でも、どんな曲だったか覚えている者はいない。
気分を良くしたのだろう、誰も知らない昔のジャニーズ系を連射し始めた。
勿論盛り上がっているのは彼だけで、何かを発散してる声は、もはや怒鳴り声にしか聞こえない。
周りの空気を読むことなく、一人ステージに立ち、大観衆の前で妄想にふけった。
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Hは今年の秋に退職しビニールハウスでミニトマトの栽培を始めるという。
敷地1000坪が夫婦二人で収穫でいる限度だと目を細めた。
原田昭男みたいな男がいたことに驚いたが、実に生き生きしている。
販路先もしかっりしており、昔から几帳面で真面目な彼らしい。
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Iは高齢の母親の面倒を見る為に西門川の実家に住居を移し宮崎まで通勤している。
今まで何もしてやれなかったからと、愛妻に先立たれ子は成人し、母と二人水入らずだ。
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またKも一人暮らしをする母を不憫に感じ実家に泊まることが増えた。
彼の家で食べたカボチャの天ぷらが忘れられない。
ちなみに僕はカボチャの煮付けは大嫌いなのに天ぷらは好物です。
昔と一つも変わらず豪快に笑い行水の様に酒を浴びている。
驚いた事は彼が一部上場企業のある支店の社長になっていたことだ。
彼は豪快な一面繊細さも兼ね備えており、人を引き付ける魅力的なところがあった。
そんなところを高く評価されたのかも知れない。
11時過ぎ、限界を感じている彼以外の全員がお開きを望んだが、断としてそれを拒んでいる。
結局、中締めという形を取り、両隣の二人が羽がい絞めにされている隙に僕達は退散した。
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美々津のTは、奥さんの親の初盆で諸塚に上っており今日は欠席している。
彼の同級生がこの1年で四人亡くなり、今年から同窓会を毎年する事になったそうだ。
我クラスも4人が亡くなっており、次回、ひょっとすると誰か欠けているかも知れない。
いつまでも若いつもりでいたが、残りの人生の方が明らかに短い。
中身の充実した濃い人生を歩まねば。
と、ペンを片手に、締め切り前の宮日「世相まんが」のネタを模索している。
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♪ あ~あ伸びゆく母校 ♪ 我らの ♪ 我らの ♪ 日向工高 ♪
そうそう、昨日、古澤巌さんが事務所に遊びに来ました。
先週、日向市文化交流センターで東儀秀樹さんCOBAさんとのジョイントコンサートがありましたが
それから高千穂や上祝子のパワースポットで英気を養いっていたそうです。
それと、サーフィンのあるB難度のテクニックをマスターしたく毎朝お倉ヶ浜に浸かっております。
今日は、古澤さんが田の原分校跡で毎年行っているヴァイオリン教室の視察に行こうと思います。
何やら、田の原婦人部の皆様による「ソーメン流し大会」があるとやら。楽しみ、たのしみ。
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コメント欄
土田 (2017年08月21日 17:31)
古澤君もすっかり日向人になりましたね。
西村 (2017年08月22日 17:30)
日向が大好きだそうです。
時々お忍びでサーフィンをしに来ておりますよ。
機会があれば、お食事会したいですね。
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