石垣島 その3
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僕の似顔絵はペンタブレットで描いています。
それが最近故障し、先月の世相まんがは往生しました。
来月、日向市文化交流センターで開催される日向市美術展覧会では僕の特別展がある。
世相まんがや似顔絵の個展でございます。
平昌オリンピックで活躍した選手達を描こうと思っていたのに、とんだハプニングだ。
河野君に応急処置をしてもらったが、ペンの操作がまるで変ってしまった。
これに慣れるまで時間が掛かるし、今月は加盟する幾つかの団体の決算総会の準備に追われている。
今日から5時起きで会社に出社しております。
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石垣島の続きです。
ボートに乗ってマングローブの林探検。
マングローブは木の名と思いきや、河口の海水が満ちる付近の植物をすべてそう呼ぶそうです。
この景色は、茶の間をわかせたディレクター・ナスDが遡ったアマゾン川と同じだ。
何処から、ワニや、アナコンダが現れても不思議じゃない。
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石垣島の隣に浮かぶ西表島には国の特別天然記念物イリオモテヤマネコが生息する。
しかし、その姿を見た者は少ない。交通事故で人が亡くなっても、新聞に小さく載るだけだが、
希少な、この子ネコを車で跳ねてしまうと、全国版でデカデカと報道される。
先程からガイドさんがハブが茂みの中にいるので入らないで下さいと注意をうながしている。
ここのハブは比較的毒が薄く、驚くことに、この島に血清はないそうだ。
噛まれたらどうしようか、いや、噛まれない様に茂に入らない事である。
マングローブの次は島に渡る。
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由布島へは干潮なら問題はないが、満潮時には1mも潮が上がり、タクシーでは行けない。
交通手段はただ一つ、牛車をチャーターする。
ドライバーはハンドルも、手綱も引かず、すべて牛任せときたもんだ。
水牛がへそを曲げ、進路を無視して沖に行かなければいいのだが。
運転手は時折三線を引き、沖縄民謡を奏で、ジョークを飛ばし僕らを笑わせた。
この由布島ツアーは1時間半とたっぷり取ってある。
ジャングルの亜熱帯植物や休憩中の池の牛を眺めて時間を潰した。
ここで、またしても、スコールだ。
側面に雨除けのビニールシートが下ろされ、水牛の尻をずっと眺めながら帰路につく。
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ようやく岸にあげてもらい、打ち殴る雨の中をバスまで猛ダッシュした。
服を着たままシャワーを浴びると、こんな感じになるのだろうなと、
上着からしたたる水を雑巾のように絞った。
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石垣島港のフェリー乗り場で出迎えてくれたのは具志堅用高のブロンズ像だった。
一躍この島をいや沖縄を有名にしたスーパースターだ。
最近、具志堅スポーツジムから世界チャンピョンになった沖縄出身の比嘉選手が話題を呼んでいる。
15戦連続15KO勝ちは、日本新記録タイだそうです。カンムリワシ具志堅の再来かもですね。
次なる目的地は竹富島、今日一日島めぐりなのである
もう何回フェリー・小型ボート・グラスボートを乗り継いだことやら。
フェリーの中ではショートの羽生ゆずる君が4回転するたびに喝采が起きている。
そして宇野君がリンクに入った時に船が着岸した。
下船を求める係員の声が少しずつ大きくなってきた。
しかし、宇野君の点数が気になってしょうがない僕達はYESの返事を持ち合わせない。
背中に鋭い視線を感じながらも、誰一人として、動く者はいなかった。
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