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2018年08月09日  カテゴリ[ベトナム紀行 ]

ベトナム紀行 その.3





6月末に、ある会に欠員が出て、沖縄旅行に誘われ、行くことになった。異業種交流の会で年齢層はかなり高く会員は16名いる。随分前にこの会に居たこともあり、ドタキャンした会員の代わりにと声が掛かった。ゴルフ中心の旅行で、あろうことか23日で3ラウンドプレーするそうな。到着するやゴルフ場に直行。次の日は朝6時にゴルフ場へ、帰る日は5時半に起こされゴフル場。沖縄はすでに32°越えの危険な温度で、集中力も掛け、2日で体重が2.5キロ減っていた。観光は一切なし、それなら沖縄でなくても良かろうに、と、僕は思った。




このベトナム旅行でもゴルフ組が張りきっているが、沖縄の件もあり僕はワンラウンドに止めた。プレー料金は日本より少し高めで、平均月収3万円の国民に趣味でゴルフをする人は極めて少ないと思う。通常キャディーは女性だが、二日目のゴルフ場はすべて十代の少年だった。言葉は全く通じづ、指を丸めたカップ(グリーンの穴)のここを狙えと指をさす。ドライバーショットの曲がりが止まらなくなると、「お前は下手だからこれで打て」と違うクラブを差し出した。彼らが生まれる前からゴフル道を志した僕としては、この侮辱をくつがえすべくドライバーを握る。そして、池と川に球を打ち込み続け、日本から持って来たゴルフボールがすべてなくなった。時に頑固さも大事だが、素直さはもっと大事であることを、ベトナムの少年に学んだ。




日本に来た外国人は、さぞかし日本料理が食べたいことだろう。しかし、我々が毎日寿司やすき焼きを食べている訳でもなく、カレーもスパゲティーも食べる。このベトナム風フランス料理は、どこまでがベトナムで、どこからがフランスなのか皆目見当がつかない。これは何だろうと誰もが首を傾げた、どこから見てもジェラシックパークの恐竜の卵。この中からトカゲの蒸し焼きが出てきても可笑しくはない。答えは餅だった。餅を油で揚げ風船のように膨らます。特殊な調理法だね。中は空洞で、はさみで切って食べるのですが、普通に餅なので日本人は好きに決まっている。












魚は皿に寝かせて出て来るものだが、揚げたピラニア系が直立不動でやって来た。皿の上のつい立てに挟まれ、黒焦げになって、こちらをにらんでいる。食べ方が分からないが、壁からタイルを剥がし取る要領で、しかし、うまくいかない。すると日本語がまるで通じないベトナム女性がやって来て、あっという間に骨だけにした。それをエビや野菜と一緒に手のひら大のセロハンで巻き包む。何だ、これって「生春巻き」ではないか、パリパリしてた米の生地がしっとり柔らかくなってる。東南アジアは、この春巻きが、ほんと、おいしいのでございます。この店のメイン料理は魚。白身魚に五穀米らしきものをまぶしたフライは絶品。海鮮鍋も日本が懐かしくなる味で、持って来たミツカンポン酢との愛称は抜群だった。







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最後の晩餐はホーチミンの夜景が一望できるどこぞやの28階。フランス料理はアボガドサラダ・クリームスープ・スズキのムニエル・ポークステーキ。昔だったら驚きもしただろうが、今では4品すべてコンビニで調達できる。「シャンパンとワインがいいんじゃないの」と、焼酎しか受け付けない田舎侍達は見栄をはった。「ザワザワ~ガヤガヤ~ギャーギャー」レストランの端から端に日向弁が轟わたる。その騒がしさにウエイトレスから注意を受けなかったのは、客が我々だけだったからである。若いカップルに似合いそうなロマンスの漂う夜景も、我々には無縁の演出だったような気がした。















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