上海の旅 最終編
・
・
思い出の上海 「 最終編 」
・
・
最後の晩餐はキャプテン主催による「シャンパンパーティー」
背広にネクタイ…何となく改まった気持ちになる。
イタリア語で「本日はコスタクラシカにご乗船頂き心から○○○・・・」そう言っているのだと思う。
シャンパイはお代わり無料ですがあまりガブガブともいかず品よく3杯に留め置きました。
・
・
・・
・
・
・
・
レストランは3つあり2回転するよう時間が決められています。
フォークとナイフを使い慣れていないのか中国の方々は中華しか食べていなかったような気がします。
韓国人は必ずキムチをてんこ盛りにしてテーブルに置いてました。
・
ラウンジでジンを頼みイタリアの女性ミュージシャンの歌を聞く。
巻き舌の発音が新鮮に心地よくアルコールの渋みも甘く感じる。
男性歌手のカンツォーネは内臓にまで染み渡り鳥肌ものでした。
・
年の頃は60代後半ばだろうか、髪が薄くてもおかしくない年齢でだが、
どうしても未練があったのだろう海藻を強引に巻き付けた不自然な髪型だ。
一緒にダンスをする女性の歳はお父様の半分ぐらいだろうか。
親子にしてはよそよそしく…会社の同僚にしては上下関係の規律を感じない。
ダンスは上級者の様で、懸命にジルバをこなし右手で彼女をコマの様にクルクル回した。
周りで踊るご婦人方に交わる事もなく、バリアで守られた二人の幸せを時が刻んだ。
/
丸い窓から差し込む光が濃い。博多へ寄港する最後の朝…やっと晴れた。
エレベーターで最上階に西の空に中秋の名月がはじける前のシャボン玉のように薄くぼんやり浮いていた。
朝日の昇る方向に日本がある。
・
・
・
・
・
・
日本の豪華客船「飛鳥」は、おおよそ1泊50,000円ぐらいだそうだ。
今回の旅は何と「4泊5日3食付で59,800円」の激安ツアーだった。
どうしてこんなに安かったのか未だに謎です。
中国の物価に合わせての設定だったのかもしれませんね(※その時の上海の平均月収8万円)
来年もこのツアーに行ってみたいと思って矢先、イタリア地中海クールズでコスタが座礁…3名死亡・17名行方不明。
このツアーは今でもあるようですが、豪華客船クラスターでコロナ感染拡大で暫くはクルージングする人も少いかも知れませんね。
でも、また乗ってみたですね。激安ならば。
・
・
・
コメント欄
西村 (2020年06月01日 17:34)
金井さんコメントありがとうございます。
コロナが落ち着いたら又企画してくださいませ。
金井 (2020年05月31日 22:40)
上海クルーズの旅お疲れ様でした。
船酔いは大丈夫だったでしょうか?船が大きいので余り揺れを感じないのではと思いますが‥‥。
船旅は、日本の飛鳥Ⅱがお薦めです。私も乗ってみたいと思う夢の船旅。でもコスタでの色んな国の文化の交流も楽しそうですね。楽しい旅でよかったです。
上海の旅のブログ終わっちゃいましたね、面白かったです。ありがとうございました。
コメントを投稿する