父親は大工で母は僕が家業を継ぐ事を望んでおり高校卒業後それを志しました。

一年もちませんでした。

それから測量会社に。

２４の時に独立心が芽生え２６才で今の事務所を立ち上げました。

スタートするとすぐに地中深くに潜伏し太陽の日差しを感じたのは何年も経ってからでした。

日差しは感じただけで仕事は順調ではなくモグラ叩きのモグラの様な生活が続きます。

あれから三十余年今の僕があるのは皆様のお陰以外にはございません。感謝申し上げます。

独立する人を見ると昔の自分を思い出します。

そんな彼が「ドバイの服を売り出したい。」と言い出します。

浮かんだのは頭に布を掛け白い服をまとう王室の姿。

服についてのアドバイスは何一つできませんでした。

..

夢を追う彼の想像もつかない旅立ち。

しかし息詰まったりプレッシャーやストレスに押し潰されそうになる事も多い。

僕の地獄の体験記とそれを回避した行き詰り対策論で勇気づけた。

.

そんなある日あんかけ焼きそばを作る彼の画像を目にする。

どうしたの。ドバイ風焼きそばでも始めたの。

確認をしに店を訪ねると厨房で彼がフライパンを握ってた。

.

昨年末この店を譲り受け始めたそうです。

目玉商品の「あんかけ焼きそば」は以前の味とは異なりました。

延岡の有名店珉珉（みんみん） に勝るとも劣らない野菜の量。

味の好みは人それぞれですが、日向の五椀堂と肩を並べて欲しいものです。

富島高校前の「新・天下ご麺」に一度足を運んで頂けたら幸いです。

.

.

.