2023年04月25日
鳩
| 子供の頃 遊び場の一つに お倉ヶ浜があった | ||||||||
| 旧100円有料道路沿いには 自動教習所(バイクかも?)と高校(定時制?)があった | ||||||||
| 現に、その学校を卒業した人を知っている | ||||||||
| 浜と松林の中を探検 好奇心と緊張が入り交ざるドキドキ感が 僕らを満足させた | ||||||||
| 此処は 戦時中飛行場があり 知覧特攻平和館の手紙に 富高飛行場の名を見たことがある | ||||||||
| 飛行機を隠す格納庫(掩体壕えんたいごう)が財光寺には いくつかあり | ||||||||
| その一つ、お倉ヶ浜の格納庫には 人が住んでいた | ||||||||
| 格納庫を敵戦車に見立て 松の茂みに体をはわせ よく戦ったものだ | ||||||||
| 松の木の一番高い所に カラスの巣がある | ||||||||
| 上を見上げながら その下を通るのが習慣になっていた | ||||||||
| ある日 子カラスが 羽をパタパタさせながら 上から降ってきた | ||||||||
| 僕らを見て驚く様子はないものの 天上の巣にはもう帰れないだろうなと思った | ||||||||
| 子供だったので それから先の記憶は 靄が掛かり 覚えていない | ||||||||
| それ以来である 鳥の巣を見たのは | ||||||||
| 離れの 雨戸の上の狭い幅に 鳩が巣を造っていた | ||||||||
| 軒天の下である なるほど ここなら雨がしのげる | ||||||||
| 鎮座する親鳩は 剥製の様に微動だにしない | ||||||||
| あの下に 卵があるのだろうか | ||||||||
| 数日後 親鳩の留守を見計らい 脚立を掛け 覗いてみた | ||||||||
| もう結構な大きさの子鳩が2羽 じっとしていた | ||||||||
| 親鳩が 帰ってこない日もある エサはどうしているのだろうか | ||||||||
| 親鳩が口から出すミルクのようなものから 徐々に穀物へ慣らし | ||||||||
| およそ2週間で巣立っていくそうです | ||||||||
| 毎日 何度も上を見上げる日が続いく | ||||||||
| ある日 短い羽が 沢山 落ちていた | ||||||||
| 巣を覗くと 小鳩はいない 巣立ったのだろうか | ||||||||
| 鳩は産卵期は無いらしく 年間通して 卵を産むらしい | ||||||||
| 又 此処に 戻って来る日を 待つことに致しましょう . . ![]() | ||||||||

コメント欄
前畠 (2023年04月28日 07:15)
昔住んでいた宿舎のでのこと。
長期の出張から戻ってくると風呂のボイラーの排気口に巣を作りかけていたのを発見しました。
見つけた時にはすでに一度風呂を沸かしていたのですが、その後巣作りは進行しなかったようで一安心したことがあります。
鳩も巣がけ場所探しで必死でしょうね。
西村光平 (2023年05月01日 08:52)
ネットでは鳩やカラスの被害が ささやかれておりました。
数が多くなるとフンの処理や カラスに至っては ゴミ置場のネットを器用にめくり 生ごみ拡散。
ただ鳩のエサは穀物なので 生ごみを あさることは無いそうです。
顔も可愛いし 鳩の方がカラスより 愛着がわきますね。笑
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