
インドぶらり旅⑦
最初に連れていかれたのは、海外旅行定番の高級土産物店。
タージマハルの大理石に装飾を施した匠(たくみ)を先祖に持つ職人の店。
350年前から数えて何代目なの。
戸籍がない時代から、その子孫を良く見つけたものだ。
直径25㎝大が10万円。
こちらの平均月収の2.5倍。日本円に直すと25万円。
誰も買わないだろうと思っていたら、携帯の充電を満タンにできた顧問ともう一名がいろいろと質問を始めた。
大概素通りする客が椅子に腰掛けたのだからバイヤーもがぜん張り切る。
片言の日本語は早口に勢いを増し、何を言っているのか理解不能だ。
何としても買わせたい。
バイヤーが張り巡らしたクモの糸。トノサマバッタが身動きできなくなるのも15分も掛からなかった。
かくして契約成立し、マールのノルマは無事達成され、会社から特別ボーナスが支給される。
じゅうたんの店はスタートが60万円。今時あまり需要が無いし全員の気持ちが一致した。
紅茶はイギリスをイメージしますが、元々インドが原産地なのですね。
植民地時代にここからヨーロッパに持ちこまれたのでしょう。
試飲しましたが、知っている紅茶とは味も香りも格別。これはおいしい。
きれいなところばかり紹介しましたが、車窓に見た沿道はまだまだ公共施設の整備は行き届いていない東南アジアの田舎のようでした。
人口が中国を抜き世界一になりましたが15歳以上の読み書きができる割合の識字率は75%。国民の3分の1の家にはトイレが無く、平均月収は4万円。
カースト制度がいまだに存在し、貧富の差も相当あるようです。
昨今、IT業界の進化は目まぐるしい。それに強いこの国は近い将来、経済大国の一つに名を連ねているかもしれませんね。
日本は平和で国民性は親切で穏やか。海外に行くと日本の素晴らしさをいつも感じます。
周りに旅好きな方が多く、また「ふらっと」どこかへ。機会があればご報告差し上げたいと思います。ありがとうございました。

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