久し振りに、アフリカタンザニア在住の藤江さんから原稿が届きました。
この前頂いたキリマンジャロは、僕が今まで飲んだコーヒーの中で一番美味しかった。
そのコーヒー畑のお話です。
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アフリカ香り立つ日誌(2015年11月)
ご無沙汰しております。タンザニアから「マンボひげおやじ」です。
この2~3ヶ月はアフリカをあちこちしておりまして、家にいる方が少なかったくらいです。
旅先では、日向のおいしいもの-平兵衛酢やお刺身、焼酎-を思い出しながら、腰痛と闘っております。
さて、ひさしぶりの今回は、地元の特産品・コーヒーをご紹介します。世界各地で育てられていますが、
何といっても原産はアフリカですからね。そして、我が街の誇るブランドは「キリマンジャロ」です。
では、コーヒー農園へご案内しましょう。
なんか手入れのされていない雑木林みたいなところですが、ここは小規模のオーガニックコーヒーの農園です。
コーヒーは日差しが強すぎると育たないので、このように木蔭をつくってあげます。
こちらは大規模農園。整然としています。そして、レアショットなのですが、コーヒーの白い花が一斉に咲き誇っています。
3日間くらいしか見られない光景です。
花が咲いて数か月で、このような実がなります。だんだんと赤みがかかってきます。
実を割ると、このような瑞々しいコーヒー豆が入っています。
生活感あふれるお庭ですが、このように実から豆を取り出す作業をします。
これを天日干しに。
同じコーヒー豆でも、焙煎によって味が変わります。
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犬が歩き回っていたり、洗濯物が干してあったりと、えらくのんびりした環境ですが、
やっていることは最新のバイオ技術を活用していたりと、ものすごく高度で、理に適った栽培方法です。
こちらの農園のオーガニック豆は、大規模農園のものと違って、とても個性が強いです。まさに土(テロワール)。
世界的にスペシャルティ・コーヒーがブームになっていて、良質なコーヒー豆は奪い合いです(値段も上がりっぱなし)。
この農園には某有名チェーンも買付けに来ています。
新鮮な豆だと、お湯を注いだ時に、モコモコっと立ち上がってきます。至福の瞬間。
最近はコーヒーには老化を抑えるとか、身体に良いといった研究がどんどん発表されています。
皆さまも、アフリカの雄大な光景を思い描きながら、芳醇な一杯をお楽しみください。
年末の私が居る時にサンシャインアカデミーに立寄ってくださった方は一杯進ぜましょう。
「大洋航海日誌を読んだ」と声をかけてください。
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