2016年01月25日
オンリーワン
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指の感覚はなくなり、ろれつが回らない、寒さで露出しているところは凍りつく。
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天領を横綱とすれば、ここは前頭の3枚目。
特徴は「さぬき風」の歯ごたえのある鉛筆大の麺に尽きる。
誤解を招きそうな紹介ですが全国チェーンの店ではありません。
世界に一つだけのオンリーワン。
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かなわなくなった唇で「ごぼううどん」を注文すると
おばちゃんが復唱した「ごぼ天うどんですね。」
はい、そのとおり「ごぼう天」です。と、かなわなくなった唇が返す。
大盛を注文すると標準価格に50円が旧型レジに加算された。
50円が安過ぎて、おにぎりの90円が高く感じる。
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この中途半端に広い店舗に小型の家庭用暖房が数台壁に埋め込んである。
しかし口を開けて息を吐きかけてくるのは一台だけ。
他の暖房が壊れているのか、これがこの店流なのか
深々と底冷えのする食道の四人掛けのテーブルに黒板に向う生徒が
一人づつ座っているが、疑問に思う生徒はいないようだ。
この状況を写真に残せなかったのは、レジの前の「ヘソ曲がり君」だけ向きが違っていたからだ。
「おじさん、何、人の顔を撮ってるんだよ」と彼を怒らせ、いさかいの引き金になりかねない。
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それにしてもストーブぐらいあってもよさそうなもの。
体を温めるには、たぎるうどんの汁をすするのみ。
歯でカスタネットを奏で、千切れそうな耳を摩擦で温め
釜で湯がき上がるまでの15分。
こんなに、うどんが待ち遠しかったことはない。
コメント欄
ヨシカワジュンジ (2016年01月25日 14:36)
今日、昼飯を一緒に食べに行ったけど、待たなくていいバイキングみたいな処に行く事になった理由がわかりました。
処で、うどんは味の方はどうだったのかな?
西村 (2016年01月25日 15:41)
はい、順ちゃん、今日の日替わり限定コンテナ食堂も、いつか紹介しましょう。
世界に一軒だけのうどん屋は、味はまあまあ。
大好きになるまで10回は通って欲しい。
次回はそこに行きますか。
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