世界のビール

少々古い話となりますが、9月中旬、世界のビール業界ナンバーワンの『アンハイザー・ブッシュ・インペブ社』がナンバー2の『ＳＡＢミラー社』に買収を打診との記事が新聞に載り業界で話題となりました。

両社が合併すれば世界のビール販売量の3割を占め、その売上は692億ドル。日本円で8兆3千億円の超ガリバー企業となります。

その2社の社名からも分かるようにここ数年ビール業界は大型Ｍ＆Ａが繰り返されました。2002年にアフリカの『サウス・アフリカ・ブリュワリー』が米ミラー社を買収して今の『ＳＡＢミラー社』になり、2004年にベルギーの『インターブリュー社』とブラジルの『アンペブ社』が統合して『インペブ社』となり、その後2008年にその『インペブ社』が『バドワーザー』でお馴染みアメリカの『アンハイザー・ブッシュ社』を買収して今の『アンハイザー・ブッシュ・インペブ社』となっております。世界第3位はオランダの『ハイネケン社』、4位はデンマークの『カールスバーグ社』と続きます。