2015年のベスト3
第三位
『スターウォーズⅦ フォースの覚醒』
期待と不安が入り混じり、2015年一番最も話題になった映画。しかし、結果的にはほとんどのファンが大喜びするような内容をぎゅうぎゅうに詰め込み、『スターウォーズ』本来のエンターテインメント性をとことん追求した傑作。旧三部作Ⅳ、Ⅴ、Ⅵを観ている人だったらニヤニヤがとまらないはず。ミレニアム・ファルコン号の登場の仕方、フォースの覚醒するシーン、など懐かしさと嬉しさの入り混じった不思議な気持ちに何度ウルウルしたことか。わたしたちの好きなスターウォーズが新しいフォースと共に帰ってきた。新たなる三部作の素晴らしい幕開けのファンファーレを鳴らした作品だ。
第二位
『インサイドヘッド』
ピクサーが久々に放ったホームラン。想像力のおもちゃ箱を大人になっても大事に持ち続けているクリエイターたちが振り絞って作り上げた全ての人への物語。誰も見たことのなく、そして見ることのできない頭の中をギミックいっぱいに描き、同時に脳科学や心理学の側面からもアプローチもストーリーに上手く盛り込んだ。子供の想像力とお別れする瞬間は自分では把握できないが、この映画ではそれをしっかり描き、世界中の子供心を持ったことのあるすべての大人の涙を絞りに絞った。そうゆう意味でもこれまで描きにくかった画期的な瞬間を見事に切り取った大傑作。
第一位
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
もうこれは…笑 今年最も人々を狂わせ、そしてこれからも狂わせるであろうマッドな作品。これもよくよく考えるとスターウォーズⅦ同様過去の「マッドマックストリロジー」の美味しいところをさり気なく盛り込んでいる。神話のメソッド、生きて帰りし英雄譚をしっかりと踏まえつつ、モノとして扱われる人たちが何者かになるというストーリーを台詞ではなく、映像で伝えようとしている点でも映画的に非常に素晴らしい。アクション映画は勿論のこと、映画史的にも重要なピースになるし、数十年後これを映画館で味わえたことを自慢できるだろうな。
総称
2015年は観に行った作品の印象だけど、なんか頑張ろう!って思える作品が多かったですね。映画館に行くと元気になれる気がよりしました。来年も映写機から出る光が私たちの未来や、目をキラキラと照らしてくれることを願います。
よいお年を。
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