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2026年03月18日

影牢

こんにちは、田中です!

今日は私が最近読んだ本のご紹介です。
なにか面白い本ないかな~と図書館内を探していた時に見つけたこの「影牢」
2023年末に角川ホラー文庫から出版された短編ホラー小説のようでした。
私はざっくり背表紙のあらすじを読んでから真新しい表紙とホラーアンソロジーという言葉に釣られて借りてみることに。

こちらは短編8編で構成されており、いざ読み始めてあれ?と首を傾げました。
「浮遊する水」という作品から始まったのですが、数ページ読んだ段階で何か既視感がありました。
何かを思い出す…、昔見た映画…?と考えて思いついたのが「ほの暗い水の底から」という映画。
もしかして、と検索すれば思った通り、この作品は映画「ほの暗い水の底から」という作品の原作になった作品のようでした。より正確に言うならば、この「浮遊する水」を含む「ほの暗い水の底から」という短編小説が基となっており、その中でも「浮遊する水」が色濃く反映されているようです。だからか内容は完全に一緒というわけではなく結末は違うようでした。小説は小説で最後まで毛虫が肌をぞわぞわと這うような恐ろしさがあり面白かったです。
最初の一編をを読んで気付きましたがこれは特に有名な作品や、評価の高い作品を抜き出した作品になっているようでして、ホラー小説好きの方やそれぞれ作家さんの本を読んでいる方なら知っている作品が収録されているようでした。私は他のタイトルも読んだことがなかったので新鮮な気持ちで楽しむことができました。
どれも面白かったのですが、個人的に好きだったお話と印象に残ったお話を紹介したいと思います。

個人的に一番好きだったのは有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」というお話です。
個人的にはこれぞホラー!と思うような得体の知れなさや理不尽への恐怖が息が詰まるような緊張感を持って描かれていて、読んでいるこちらもドキドキしながらページを捲る手が止まりませんでした。

印象に残ったのは綾辻行人さんの「バースデー・プレゼント」
そもそも私がこの本を借りに行った日、元々は綾辻さんの本を探していたのです。過去にも綾辻さんの短編集を読んだことがありますが、この作品は綾辻さんの独特な世界観が滲み出ているように感じました。以前ブログでも紹介した「人間じゃない」という短編集を読んでいたのでやっぱり作者が同じだからか雰囲気が似ているな~と思っていたら実は作品の中にこの「バースデー・プレゼント」の前日譚が入っていたとか。全然気づきませんでした。というか他の話は完ぺきとは言わなくてもざっとした内容は思い出せるのにこの話だけはなぜかぽっかり穴が開いたように記憶から抜け落ちていてストーリーの外郭すら思い出せません。これはまた小説を読み返して確認しないといけません。それにしてもたった半年くらい前の話なのに何と情けない記憶力なのか……。

私の記憶力の話はさておき、傑作選というだけあってどれも完成度が高く背筋がうすら寒くなる作品となっているのでホラー好きだけどあんまり普段は本を読まない、という方には特におすすめできる作品となっています。日向市図書館にて借りることもできるので気になった方は是非一度手に取ってみてください!

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